2018年3月15日木曜日

NOVELTY COMPETITION2017 で最優秀賞!

 
先日、愛知県工賃向上推進事業と株式会社コメ兵が共同で開催した、「ノベルティコンペティション2017」にて、最優秀賞をいただきました。
 
これは、利用者の方の工賃向上を目的に、(株)コメ兵が着物の古布を提供し、大須を訪れる外国からのお客様に配るノベルティを製作するという趣旨のもの。最優秀賞に選ばれると、(株)コメ兵と契約し、200個のノベルティを製作し、工賃を得られるという仕組み。
 
工賃向上のために、ここは、絶対最優秀賞に選ばれたいと、昨年末より試行錯誤で商品開発を行いました。
 
1次審査に出品したものは異素材ブローチ。古布と木を組み合わせたブローチで1次審査を通過しました。
 
その後、アドバイザーの意見をもとに、ブローチの改良を行う予定でしたが・・・・
古布の使用量を増やすこと。性別関係なく使用できるよう、ブローチの他に飾れる物としての機能を持たせること。工程をもっと簡素化できるように。といったアドバイスをいただき、2日ほど、頭を悩ませました。
予算の関係上、ブローチの段階で、ギリギリだった為、何かを付け加えたりすることはできない。生地を多く使用する。という点を重視し、異例ではありますが、1次審査とは違う商品で勝負できないかお願いしました。
振り返れば、アドバイザーの意見がなければ方向転換はできなかったなと感じています。
 
生地を多く使用する。単純な工程。 初めに思いついた物は風呂敷でした。様々な用途で使われる風呂敷。結び方ひとつで、色々な形に変えられるのも布文化である日本人の知恵。ミシンで縫うのも単純。そして、額装すると、インテリアテキスタイルとなり飾れる。
ただ風呂敷となると生地を張り合わせないとできないとなり、風呂敷よりも小さいサイズで製作しました。表地と裏地の組み合わせでバリエーションが増やせ、また、華やかで、美しい生地の特徴を生かせる商品となりました。
残るはパッケージ。
日本らしく。着物生地と伝わるように。
様々な日本らしさが伝わるサイトや、日本土産のサイト、外国の方が好まれる日本等、リサーチを繰り返し、着物に見立てた折り方にたどり着きました。
 
生地は(株)コメ兵からの提供なので、弊社負担はリボンと袋。取扱説明書の紙代のみ。
工程が短いことから、200枚製作にしても1日9枚仕上げて、1カ月で納品できる。とても、利益率が高い商品が出来上がりました。
 
絶対最優秀賞を狙うと決めていたので、プレゼンにも力を入れよう。と商品説明のムービーも製作。なかなかの仕上がりに満足し、いざ本番。
 
事前に会場リサーチを怠ったが為に。。。。。。。
なんと会場を屋外。プロジェクターの使用が不可能。明るすぎて。なんてまぬけなオチ。
審査員の方々にはムービーを見て頂けましたが、観客の方にお見せできなかったのが残念でした。
 
そして結果発表。日本の布文化を伝えるのにとても良い商材だと品評頂きました。
先日、古布を提供して頂き、早速製作に入りました。
 
これを機に、chord でも商品化し、2020年の東京オリンピックまでに、全国の土産屋で販売できないか。
次は、販路拡大に向けた取り組みがスタートします。
 



 
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿